1949-12-17 第7回国会 参議院 本会議 第5号
更に過ぐる第六回国会の審議の過程におきまして、三浦林野庁長官は、第七回国会においてはこの責任の所在を明確にしたところの資料を提出する、こういう約束があつたのであります。それに基きまして、第六回国会の最後の大蔵委員会において可決されました場合に、私はその反対討論の中にも述べましたが、第七回国会とは即ち明日である、明日になつてそれらの責任の所在が明確になるならば、この際審議未了にしても一向差支ない。
更に過ぐる第六回国会の審議の過程におきまして、三浦林野庁長官は、第七回国会においてはこの責任の所在を明確にしたところの資料を提出する、こういう約束があつたのであります。それに基きまして、第六回国会の最後の大蔵委員会において可決されました場合に、私はその反対討論の中にも述べましたが、第七回国会とは即ち明日である、明日になつてそれらの責任の所在が明確になるならば、この際審議未了にしても一向差支ない。
さらにまた三浦林野庁長官はこれと同様の説明をいたしてこの金額は薪炭証券の支払いに充てるのだということを明らかにされておるのであります。さらに昭和二十四年の十月二十日の予算委員会において、河野主計局長は三宅委員の質問に対して、これと同様なことを答弁されているのであります。補正予算に載つております五十四億七千万円という金額の算定は、薪炭証券の年度償還の金額でありますということを答弁されておる。
現に政府は、この法律の提出にあたりましても、われわれから強く要求されて初めて——閉会中の予算委員会におきまして、三浦林野庁長官は、ただ一般会計から法律的な手続きを要せずしてこの赤字補填ができるようなことを申しておつたのであります。われわれがこれを追求したからこそ、水田大蔵政務次官なり、あるいは河野主計局長は、必ず法律的手続きをとると言つて、われわれに指摘されて初めて出して参つたのであります。
そうしますと、この流動資金に対して、政府が何とかめんどうを見てやらなければならないと思うのでありますが、これに対して三浦林野庁長官は、もうこういつたものはしかたがないから、はなはだ気の毒だけれどもいかんとも仕方がない、こういう御返答であつたと思いますが、森農林大臣はこれに対して、どういうふうなめんどうを見ようと考えているのか、その辺もう一度承りたいと思います。
たとえば現品がまだ未成品であるのに受入れ調書を出したり、あるいは保管中盗難にかかつたとか、あるいはからすまきだとか空気木炭に支拂いをしておるということは、これは当然三浦林野庁長官並びに政府全体の責任であると思いますが、これの責任を感じられて、この善後措置をされた後に、あなたとしては具体的に自分の職を賭しても責任を明らかにする考えがあるかどうか。この点を明らかにお聞きしたい。
○小笠原委員長 周東前農林大臣が三浦林野庁長官に四千万円の支出を強要するために、数回にわたり経済安定本部内の一室で会合したとありますが、この事実はだれから聞いたものでありますか。
○本多証人 それは先般の新聞紙上に出ておりましたが、三浦林野庁長官もおそらく何委員会かでお認めになつていらつしやるそうであります。
○小笠原委員長 次に閉会中に審議を行つておりました薪炭に関する件、去る十月二十一日の委員会におきまして、社会党の井上良二君の質疑に対しまして、三浦林野庁長官の答弁中、一部誤つた答弁がありましたので、去る十月二十五日三浦林野庁長官より委員長あてに答弁訂正並びに謝罪の文書が提出されております。これを朗読いたします。